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韓国がNYで日本の「歴史歪曲」を指摘する映像を7000回以上放映へ

人民網日本語版 2017年07月05日16:49

日本の「明治日本の産業革命遺産」が世界遺産リストに登録されて2年を迎えるのを機に、第二次世界大戦中、端島(軍艦島、長崎市)で朝鮮半島出身者が過酷な労働を強いられたことを告発する韓国製作の映像が3日から、米ニューヨークのタイムズスクエアに設置されているスクリーンで流されている。環球時報が韓国メディアの報道を引用して報じた。

韓国紙「ヘラルド経済」の4日付の報道によると、映像は15秒の長さで、3日から9日まで一日1000回以上、一週間で計約7000回流されるという。映像は、「明治日本の産業革命遺産」という名目で、世界遺産に登録された「軍艦島」の歴史の真相を暴いているとしている。そして、第二次世界大戦中、同島は、日本に強制連行された隣国の労働者の多くが、過酷な労働が原因で犠牲になった「地獄の島」としている。

同映像は、インターネットユーザー約5500人や今月下旬に公開される韓国映画「軍艦島」の製作チームなどから募った募金計約2億ウォン(約1970万円)を投じて製作された。「軍艦島」は、日本による植民地時代に、日本軍に強制連行された朝鮮半島出身者約400人が、軍艦島から逃げ出そうとする物語を描いている。

同映像製作を企画した韓国の誠信女子大のソ・ギョンドク教授は、「日本政府は2年前に、『明治日本の産業革命遺産』の世界遺産リスト登録申請をした際、強制徴用の事実を伝える情報センターを立ち上げると約束したにもかかわらず、いまだにその約束を果たしていない」と指摘し、同映像を製作した理由について、「世界の人に日本が歴史を歪曲していることを広く知らせるため。また、軍艦島で強制労働が行われていた歴史的事実を紹介するセンターを早く設置するよう、日本に促すためでもある」と説明した。

「朝鮮日報」によると、軍艦島は、以前は三菱マテリアルが所有者で、同社は元米国人強制労働者と元中国人強制労働者に対して謝罪したものの、朝鮮半島出身の元強制労働者には、未だに謝罪していない。(編集KN)

「人民網日本語版」2017年7月5日

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