中国で直径が最大の地下鉄トンネルである武漢地下鉄8号線トンネルが9日、長江を通過した。掘削を担当したシールドマシン「楚天号」は今回の掘削で、カッタービットを1000本以上も交換した。世界で初めて通常圧力によるシールド掘削・回転刃互換技術を採用した。科技日報が伝えた。
楚天号は全長129メートル、重さ約3000トン。うち回転刃の重さは約370トンで、215本の異なる機能のカッタービットを使用し、地層を掘削した。
武漢地下鉄8号線の川の地下トンネルを走行する距離は全長3186メートルで、掘削直径は4階建てビルに相当する12.5メートル。トンネルの最大深度は59メートル。高水圧による水漏れを避けるため、国内のシールドトンネルとしては初めて2層ライニング技術を採用した。
トンネルは、水を通しやすく、上部が柔らかく下部が硬い1365メートルの複合地層を通過した。うち弱接着礫岩は750メートル、中等接着礫岩は430メートル。岩層の硬度は最高40Mpa以上。この岩石は非常に硬く、通常のハンマーではびくともしない。これをいかに掘削するかが世界的な難題となっている。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年8月11日
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