8年以上の科学研究を経て、中国次世代中低速リニア車両がこのほど、上海市で時速120キロの運行試験に成功した。中国中車大連公司の曲天威チーフエンジニアは、「運行試験が無事に完了し、中国が次世代中低速リニアシステムインテグレーションなどの重要技術を確立したといえる。この種の車両は早ければ1年で量産化される」と話した。新華社が伝えた。
従来のレール交通と比べ、次世代中低速リニア車両には、主に3つの特長がある。まず一つ目は低騒音だ。リニア車両はその浮揚技術により、静かな交通手段となり、利用者から好評を博している。次に登坂能力が高く、小回りがきくことだ。地下鉄の登坂能力は30‰だが、次世代リニア列車は100‰という驚異的な登坂能力を誇り、トンネルの掘削などのインフラを減らすことができる。最後は車輪とレールの摩耗がなく、耐用期間が長く低コストになることだ。通常のレール交通の場合、車輪とレールは摩耗の程度により交換しなければならないが、リニア車両は従来のレール交通と比べて車輪とレールの摩耗がなく、より省エネで低コストだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年8月14日
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