台風13号「ハト」の影響で、5つの省で死者と行方不明者合わせて12人

民政部（省）が25日に明らかにした情報によると、台風13号「ハト」（中国名・天鴿）の影響で福建省、広東省、広西チワン族自治区、貴州省、雲南省などで被害が確認されており、25日午前9時現在までに上述の5つの省と自治区の29都市（自治州）、92県（市及び区）で被災者74万1千人、死者11人、行方不明者1人の被害が確認されている。また家屋の倒壊が6600棟以上、被害程度が異なる家屋800棟以上が確認されているほか、影響を受けた農作物の面積は682平方キロメートル、そのうち11平方キロメートルにおいては収穫が不可能な被害となっている。人民日報が伝えた。

台風13号は今年に入って中国に上陸した台風の中で最も勢力の強い台風で、その勢力が最も強まる最盛期に上陸し、珠江口が直撃を受けたほか、その強風と高波の破壊力が大きいといった特徴が見られた。現在のところ、台風13号による華南地区への影響はほぼ収束に向かっているものの、25日も雲南省でその熱帯低気圧の影響が見られた。（編集TG）

「人民網日本語版」2017年8月26日