武漢紡績大学の科学研究チームは8年の月日を費やし、「煙突用マスク(濾過袋)」という特許技術を開発した。この高温除塵分野に用いられる特殊高分子材料特許技術は、1000万元(1元は約16.7円)で企業に譲渡された。チームの責任者、同校材料学院教授の王羅新氏によると、このポリフェニレンサルファイド(PPS)超極細繊維を利用した複合濾過材料の直径は、一般的な繊維の10分の1未満で、高温煙突内の粒子状物質を遮断できる。耐腐食性を持ち、難燃性が高い。生産にかかる時間が短く、使用コストが低く、耐用期間が長い。中国青年網が伝えた。
試験結果によると、この材料で作った濾過袋を使い、工場が排出する高温煙を濾過すると、PM2.5を99%以上カットできる。王氏は「国がより厳しい粉塵排出基準を設定しているが、同特許技術を用い生産した濾過袋は、冶金、火力発電、コンクリート、ゴミ焼却などの業界の高温排気ガスと粉塵の処理に広く活用できる」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年9月12日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn