電力が人々の暮らしに進出してから200年以上にわたり、漏電や電弧放電による爆発、ショートなどの事故が時おり発生している。中国では毎年、感電による死者が1万人を超え、200億元(1元は約16.7円)以上の損失が生じている。特にプールや噴水の漏電による負傷、入浴中の感電死、子供がコンセントを触り感電といったケースが良くみられるケースとして報告されている。成都商報が伝えた。
四川省成都市の85後(1985年生まれ)の「創客」(アイデアを現実に変える人)である周剛氏が立ち上げた阿爾剛雷科技有限公司が水に強いコンセントを開発。年内にも生産開始を予定している。周氏自ら開発したFS(Fence out Something)絶縁・通電技術は、従来のむき出しの電気接続技術の「漏電、ショート、電弧」という3大安全難題を解消し、絶縁しながら通電させることを実現した。
絶縁・通電技術は2012年に国家特許証書を取得し、米日韓豪など95ヶ国で特許を取得した。同社の工場はすでに竣工しており、生産ラインを敷設中だ。年末にも、試験稼働・生産を開始する。周氏は、「第1陣の受注だけでも5000万元以上に達している。国内外の多くの有名企業が、当社と事業提携の交渉を始めている」と話した。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年9月14日
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