北京市朝陽区実験小学校の卒業生の楊家林さん、邱禾佳さん、程可欣さんは4年生の頃の授業で「3Dプリンター魯班鎖」を作り、国家知識産権局(知財局)の意匠特許証書を取得した。中国新聞網が伝えた。
魯班鎖は中国の古い知育玩具で、春秋時代末から戦国時代初期にかけ、魯班が発明したとされる。これは九連環、華容道、七巧板と並ぶ、中国民間の4大伝統知育玩具で、数千年の歴史を持つ。同校の教員は生徒たちに、これらの伝統的な知育玩具を推薦しており、知育玩具の研究に興味を抱く生徒も多いという。
3人の生徒たちは中学校に進学したが、小学時代に魯班鎖を作った時のことを今でもよく覚えているという。邱さんは、「資料を調べたところ、魯班鎖は組み物の原理を利用し、9つの構造から作られていることが分かった」と話した。そのうち3つは固定の構造となっているため、そこからさらにシンプルにした6つの構造による魯班鎖をデザインした。邱さんと仲間たちは数回の調整を経て、3Dプリンターで「作品」を印刷した。彼らが作った魯班鎖は同級生たちから好評を博し、「小学生に最も適した魯班鎖」と評価された。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年9月14日
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