中国国家発展改革委員会、国家能源局(エネルギー局)など複数の部門は先ごろ、「バイオマスエタノールの生産拡大及び自動車用エタノール燃料の使用普及に関する実施案」を共同で印刷・配布した。全国範囲で自動車用エタノール燃料の使用を広げ、2020年までにフルカバーをほぼ実現することを明確にした。同案は、2020年までに先進バイオ液体燃料革新体制を初歩的に構築し、繊維素燃料エタノール5万トン級装置の模範稼働を実現し、バイオマスエタノール産業を世界先進水準まで発展させるとした。北京晨報が伝えた。
国家能源局科学技術司の責任者によると、バイオマスエタノールは再生可能で環境に優しく、技術が成熟しており使用しやすく普及が容易といった総合的な強みにより、化石燃料の理想的な代替エネルギーとなっている。バイオマスエタノールの生産拡大及び自動車用エタノール燃料の使用普及はエネルギー構造の改善を促し、エネルギー自給率と安全水準を高める。生態環境の改善を促し、CO2、自動車排出ガスに含まれる粒子状物質、一酸化炭素、炭化水素などの有害物質の排出を減らすことができる。また食糧市場の調整を促し、食糧の需給バランスを整える。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年9月14日
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