ティーセット、切手、ぬいぐるみなど、2019年北京国際園芸博覧会(北京世園会)の公式グッズ300種類が、このほどオープンしたオンラインショップ5店舗に登場した。中国新聞網が伝えた。
2019年北京世園会は、国際園芸家協会(AIPH)と博覧会国際事務局(BIE)から認定を受けた「A1類世界園芸博覧会」で、2008年北京五輪と2010年上海万博に続く、今後10年以内に中国で開催される、最高ランクかつ最大規模の専門世界博覧会で、園芸分野での国際オリンピック盛会だ。
北京世園会の公式グッズは、工芸品、バッジ、文房具、インテリア用品、衣類・アクセサリー、ポスタルグッズ、記念紙幣・コイン、貴金属、園芸グッズ、マスコット小物など10のタイプ、約300種類の商品。
北京世園会公式グッズは研究・開発の段階で、伝統技術の極みを運用することを特別に重視し、造型デザインと五感による感覚体験に注目し、古代の東洋美学が継承されている。
北京世園会公式グッズのうち、「福致茶具」と名付けられた商品は、ヒョウタンの形をもとにデザインされており、三点セットの丸みを帯びたデザインで、福に満ちている状態を象徴している。ユニークな造型技術によって、お茶を淹れるのに使う水の量を減らし、保温と香りの保持が容易になっている。
「世園盛世牡丹」という商品は、花蕊、花弁、葉脈がいずれも磁器でできており、色使いは極めて鮮やかで美しく、精巧な彫刻技術によって花全体が本物のように生き生きしている。
「梅蘭竹菊葉脈画と切手秘蔵冊子」は、木の葉の形の美しいアウトラインを巧みに使い、中国伝統の山水、人物、花鳥を題材とした絵が自然の木の葉の上に描かれている。葉脈画と切手が見事に組み合わされ、詩・書・画・郵便切手が一体化し、「緑のある生活、美しい郷里」という世園会が描く理想の風景を描いている。中国十大名花銀札は10枚1セットで、材質は999‰銀となっている。現代のマイクロ彫刻技術とカラー印刷技術が併用されている。銀札10枚のデザインは、マイクロ彫刻技術による装飾と北京世園会ロゴマーク、テーマのスローガン、10種類の「中国十大伝統名花」など。
「ミニベビー・エコ子供用食器」という商品は、茶碗・皿・スプーン・フォークがついたセット食器で、デザインが非常に可愛く、良質天然イネのもみ殻ファイバーをデンプン類の接着剤で圧縮接合したもので、繰り返し利用できる。環境を汚染しない製造過程で生産されており、利用・破棄後も自然に還る。
このほか、北京世園会マスコット人形も登場した。マスコットの「小萌芽」と「小萌花」をイメージしたデザインで、環境保護材料と革新デザイン技術が採用されており、初々しく可愛さ満点だ。
北京世園会は、過去の万博や世園会など大型博覧会のうち、初めてスマート偽造防止二次元コード技術を採用した。北京世園会スマート二次元コードには、以下の3つの特徴がある。
1)1つの商品につき1つのコードが対応しており、効果的に偽造防止ができる。
2)スキャンすれば直ちに利用可能。携帯端末でダウンロード・インストールする必要はなく、二次元バーコードのスキャンで、世園会の最新動態情報をリアルタイムに把握することが簡単にできる。
3)スピーディかつインタラクティブで、ワンタッチによるアップロードが可能。消費者は、携帯端末で自撮りをして写真を編集すれば、世園会を背景としたユニークな記念写真ができあがる。また、北京世園会に祝福メッセージを送ることもできる。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年9月25日
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