中国保険産業協会インターネット財産保険協力連盟が艾瑞諮詢(iResearch)と共同でこのほど発表した「2017年インターネット財産保険ユーザー調査研究報告書」によると、高所得で高学歴の層ほど保険を購入する意欲が高いことがわかった。
この調査は保険を購入したことがあるユーザー1347人を対象に行われ、ユーザー群の特徴、購買行動、満足度、購買ルートなどを分析したもの。報告書の中で、インターネット財産保険の発展に向けて、商品設計の標準化やシステム化、人工知能(AI)やビッグデータ技術の十分な活用などの提言を行っている。
▽36~45歳が最もよく保険を購入
同報告書によると、インターネット財産保険のユーザー群は26歳から45歳までの既婚者層に集中し、中でも36~45歳の層の購入意欲が高く、購入者に占める割合は38.6%に達し、サンプル全体に占めるこの層の割合を上回った。また既婚者層の占める割合は83.6%で、こちらも全体に占めるこの層の割合を上回った。こうした結果をもたらした原因として、この層は社会的にさまざまな役割を担い、そこから多様なニーズが生まれることが挙げられるという。
注視されるのは、同報告書が高所得で高学歴の層ほど保険を購入する意欲が高いと指摘したことだ。保険購入者個人の月収をみると、6千元(1元は約17.1円)~1万元の層が36.5%で、サンプル全体に占めるこの層の割合を上回った。また保険購入者の学歴は本科(4年制大学に相当)卒業以上の層に集中して57.5%を占め、全体に占めるこの層の割合を4.9ポイント上回った。同報告書は、この層の人々は主体的な保険購入の意識が高く、保険の複雑な条項を理解する能力もより高いからとの見方を示した。
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