マクドナルドが最近、限定販売した四川風味辛みそが全米で大人気となっている。売り切れの状態が相次ぎ、米国各地のマクドナルドでは、抗議者が出て警察が出動する騒ぎになっているほどだという。人民網が報じた。
四川風味辛みそはもともと、チキンマックナゲットにつけるソースとして、1998年にディズニーの長編アニメ映画「ムーラン」公開に合わせて米国のマクドナルドが発売した商品。一世を風靡したものの、映画の上映終了後、販売も停止していた。それから19年たった今も、米国人はその味が忘れられず、アニメ「リック・アンド・モーティ」の第3シーズンがきっかけとなり、その思い出が再びよみがえった。そして、まさに「食べ物の恨みはこわい」という状況になっている。
アニメ「リック・アンド・モーティ」
科学者・リックが四川風味辛みそが忘れられないという思いを話したのをきっかけに、米国の人々が再び四川風味辛みそに注目した。中には、署名を集めてマクドナルドに、もう一度四川風味辛みそを販売してほしいと求めるファンらも出現した。
今年7月、マクドナルドはリック・アンド・モーティのプロデューサーに、四川風味辛みそを送り、10月1日には、7日にいくつかの店舗で限定発売することを発表した。
明らかに広告キャンペーンであるものの、売り切れ続出となり、ファンらの怒りを買ってしまうほどのフィーバーになったのは予想外のことだった。「食べ物の恨みはこわい」というのは本当で、抗議のプラカードを持って「四川風味辛みそをくれ!」と叫ぶファンが続出する騒動となった(画像はtwitterから)。
ニューヨーク・マンハッタンのマクドナルドの前で、四川風味辛みそを買うために長蛇の列を作る人たち(画像はBusiness Insiderから)。
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn