中国外交部(外務省)の陸慷・報道官は12月30日、2019年に米国との国交樹立40周年を迎えることを受けて、談話を発表した。人民日報が報じた。
以下は陸報道官の談話。
「2019年、中国と米国は国交樹立40周年を迎える。この40年、中米関係は雨風を経験したが、勇敢に前進し、中米交流や協力は歴史的発展を遂げた。40年前、中米の人員往来は年間わずか延べ数千人だったが、17年にはそれが延べ530万人を超えた。40年前、中米の貿易総額は25億ドル(1ドルは約109.64円)未満だったものの、17年にはそれが5800億ドルを超えた。40年前、中米の相互投資はほぼゼロだったものの、17年には両国の各種投資総額が合わせて2300億ドルを超えた。ここ40年、地域の大きな問題の適切な解決推進、国際テロ撲滅、世界金融危機への対応、世界経済の成長促進などの面で、中米は二国間で、地域で、そして、世界で、広く協力を展開してきた。中米関係の発展は、両国の国民に巨大な利益をもたらすだけでなく、アジア太平洋地域や世界の平和、安定、繁栄を力強く促進することを、事実は確かに証明している」。
「中米関係は40年の間に貴重な進展を見せた。そこから歴史的経験をくみ取る価値がある。双方は、理性的、客観的に互いの戦略的意図を理解する姿勢を堅持し、戦略的な意思の疎通、相互信頼を強化し、戦略的な判断ミスを避けなければならない。そして、中米協力の大局的進路を堅持し、互恵協力の分野を開拓し続け、両国の国民に一層益をもたらさなければならない。また、互いに主権、安全、発展の利益を尊重し、溝を適切に処理、管理・コントロールして、両国関係全体に影響が及ぶ事態を防がなければならない。両国の国民の交流を拡大し続け、中米関係の社会的基礎を固めなければならない」。
「40年の発展を経て、中米関係は新たな歴史のスタート地点に立っている。新しいチャンス、新しい課題を前に、中国は米国と共に歩み、習近平主席とトランプ大統領がアルゼンチンで行われた首脳会議で築いた重要なコンセンサスを実行し、互恵を基礎に協力を拡大し、互いに尊重し合うことを基礎に溝を管理・コントロールし、協調、協力、安定を基調とした中米関係を推進し、さらに両国の国民、世界各国の国民に益をもたらす、中米協力にすることを望んでいる」。(編集KN)
「人民網日本語版」2019年1月1日
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