外交部(外務省)の耿爽報道官は5日の定例記者会見で、中距離核戦力(INF)全廃条約に関する質問に答えた。
【記者】米側が4日、ロシアがINF全廃条約を遵守しない場合、60日内に条約履行義務を停止すると表明したとの報道について、コメントは。米側が、INF全廃条約への加盟を中国に繰り返し求めてきたが、いずれも拒絶されたとも述べたことについて、コメントは。
【耿報道官】最初の質問についてだが、INF全廃条約は国際関係の緩和、核軍縮プロセスの推進、さらには世界の戦略的バランスと安定の維持に対して重要な役割を発揮してきたし、今日もなお重要な意義を持つ。一方的な条約離脱は多方面に負の影響をもたらす。次の質問についてだが、INF全廃条約は米ソ間の条約であり、二国間の性質を持つ。中国側はINF全廃条約の多国間化に反対する。同時に、中国は防御的国防政策を遂行し、軍事力の発展において一貫して極めて自制的姿勢を取っており、いかなる国の脅威になる意図もなく、そうなることもない。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年12月6日
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