港珠澳大橋の開通、北斗3号の基本システムネットワークの構築完成、高速鉄道の営業距離数の2万9千キロメートル到達、第1回輸入博覧会の成功など、数々のきらめいた瞬間を通じて、過ぎゆく2018年に中国の経済建設が成し遂げた一連の成果が私たちの脳裏に刻み込まれることになる。「工人日報」が伝えた。
では、2018年の中国経済発展の8つの重大成果を振り返ってみよう。
▽55キロメートル——世界最長の海上大橋が完成・開通
広東省の珠海市、香港地区、澳門(マカオ)地区を結ぶ、全長約55キロメートルの海上大橋が10月24日に正式に開通し、3エリアの移動にかかる時間が大幅に短縮され、「1時間生活圏」を構築した。
同大橋の出入境検問所がまとめた統計によると、同大橋が開通してからの2ヶ月間で、珠海の道路出入境検問所が検査した旅客はのべ290万人を超えた。このうち香港とマカオの住民の出入境者数が緩やかに増加し、うち香港住民が30%近くを占め、マカオ住民も大幅に増加した。
このスーパープロジェクトには「6つの最も」がある。スパン(支間)が世界最長、鋼構造物の橋体が世界最長、海底沈埋トンネル部分が世界最長であり、また世界の道路建設の歴史の中で技術が最も複雑で、施工の難易度が最も高く、工事の規模が最も大きいプロジェクトだ。開通により、中国の橋梁・トンネル建設が新たな段階に進んだことになる。
港珠澳大橋の料金所広場(ドローンによる撮影・梁旭)。
▽衛星19基——北斗3号の基本システムネットワークが構築完成
11月19日、中国は西昌衛星発射センターで「長征3号乙」ロケット(及び「遠征1号」上段)を使い、「1ロケット2衛星」方式で、測位衛星「北斗3号」の42・43基目を同時に打ち上げた。この2基は円軌道衛星と中国北斗3号グローバルシステムの第18・19基目のネットワーク構築衛星となる。この打ち上げにより、北斗3号の基本システムネットワークが予定通り構築された。
12月27日、中国衛星ナビゲーションシステム管理弁公室の室長を務める、北斗衛星ナビシステムプロジェクトの冉承其報道官は、「北斗3号の基本システムが構築され、その日から世界へのサービス提供を開始した。これは北斗システムのサービス提供範囲が地域から世界へ拡大し、北斗システムがグローバル化時代に足を踏み入れたことを意味する」と述べた。
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