家族との集いは年越しにおいて最も大切なことであり、そんな一家団欒には美酒とグルメが欠かせない。昨夜、峨嵋酒家や曲園酒楼、又一順など老舗レストランの売上は、ふだんの2倍にまで跳ね上がり、食事のために列に並ぶ人々の数は、数十人から数百人、外食まで達し、その人気は春節(旧正月、今年は2月5日)に勝るとも劣らぬ勢いだった。北京晩報が伝えた。
食事のピークタイムを避けるため、王さん一家は、元旦の集いを正午ごろに繰り上げた。しかし、なんとその予想をこえてその時刻にはもうすでに行列ができていた。清真焼肉専門店「烤肉季」では、はやくも午前10時前には、多くのお客がテーブルについていた。「我が家は香山からやって来たんだ」と王さん。
お客が絶え間なく訪れるため、これらの老舗レストランの昼食時間はいずれも延長せざるを得なかった。烤肉季や峨嵋酒家、砂鍋居などの老舗は、午後、ランチ終了後の休憩時間を取りづらく、営業時間のピークは正午から夕食時間まで延々と続いたという。
新年を迎えるにあたり、新たな気運を呼び込みたい多くの北京市民にとって、新年に新メニューを味わうことが、年越しの重要な選択肢となっている。曲園酒楼は今年、「焼椒醤香肉」や「砂煲牛三件」などの新メニューを打ち出し、これらの売上は、左宗棠鶏など同店の名物料理に迫る勢いだった。ちょうど食事をしていた女性客は、「この砂煲牛三件は、熱々でピリ辛、大人気な様子を見ていると、身体まで暖まり、お正月にピッタリ」と感想を漏らした。曲園酒楼の新メニューだけではなく、長椿街馬凱餐庁も元旦限定の香辣牛肉粒や松茸一品老鶏湯などの新メニューを出しており、これらの注文率は極めて高い。
年越し料理を老舗レストランで味わうことの醍醐味は、老舗の伝統的な美味を堪能することにある。烤肉苑や烤肉季の焼き肉、鴻賓楼の紅焼牛尾、同春園の松鼠魚、老西安飯庄の紅燜骨筋など郷土料理店の名物料理はいずれも、注文数トップの人気料理であり、多くの客が1度に2人分を注文していた。また、店内で料理を楽しんだあと、別途お持ち帰りとして注文する客もいた。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年1月2日
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