シーフード料理チャンピオンシップの会場。 |
「第5回中日韓タイ・シーフード料理チャンピオンシップ2018」が10月29日、山東省青島市で開催され、中国、日本、韓国、タイから来たシェフ8人が参戦した。同イベントは、青島のショッピングフェスティバルの一環として青島市商務局が主催している。人民日報海外版が報じた。
同イベントでは、中国、日本、韓国、タイの一流シェフが、青島産のシーフードを使って、腕を振るい、色彩、香り、味、形、組み合わせなどの面で、4ヶ国の食文化の特徴を反映させたシーフード料理を披露した。日本人シェフ・橋元俊和さんは、「中国と日本は一衣帯水の隣国で、文化もよく似ている。このイベントに参加することができて、とても光栄だ。このイベントを通して、一人でも多くの人に、各国のグルメに触れ、そこに詰まる文化的要素を知ってもらいたい」と語った。
一流シェフが参加している同イベントでは、まるで国賓を迎えるような素晴らしい料理の数々が並べられた。中国人シェフの于徳栄さんが作った「孔府焦溜魚」は、実際6月に開催された上海協力機構(SCO)の青島サミットに参加した各国首脳をもてなしたメニューの一つだった。タイ人シェフはレッドカレー・シーフードを披露し、甘酸っぱいタイ料理独特の味で魅了した。その他、韓国人シェフの全相先さんは魚の味噌を使った料理、橋元さんは魚の煮込み料理など24種類の料理が並んだ。各シェフは一流の腕前で青島のシーフードを調理し、自国の文化を表現した料理を披露した。その他、各シェフは、青島産のワタリガニを使って、自国の料理方法で、8種類ずつ料理を作った。
最終的に、于さんと日本人シェフの工藤さんが「ベストテイスト賞」を、中国人シェフの竜宇航さんと橋元さんが「ベストデザイン賞」を、韓国人シェフの崔さんと、タイ人シェフが「ベスト創作賞」を、韓国人シェフの全さんとタイ人シェフが「ベストPRバリュー賞」をそれぞれ受賞した。シェフ8人には、中日韓タイ国際グルメ文化交流大使の称号も授与された。
グルメに国境はない。数百年前から、青島の港は貿易のために開放され、シーフードが同都市を代表するグルメ、都市のシンボル的存在になっている。開放的で包容力のある青島のように、同都市のシーフードグルメも日に日にグローバル化している。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年11月2日
写真:シーフード料理チャンピオンシップの会場。
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