奈良公園の野生のシカに突き飛ばされるなどしてけがをする人が増加しており、2018年4月から今年1月までの間に、その数は209人に上り、過去最多となっているという。中国新聞網が海外メディアの報道を引用して報じた。
シカは神の使い「神鹿(しんろく)」としてあがめられ、 国の天然記念物にも指定されているほか、とてもかわいいため、観光客にも大人気だ。しかし、奈良のシカは気性が荒くなることもあり、観光客を突き飛ばすケースなどが相次いでいる。
18年4月から今年1月までの間に、シカに噛まれたり、突き飛ばされたりした人の数は209人に上り、既に昨年度の186人を超えた。骨折などの大けがをした人は8人で、うち5人は外国人観光客だったという。
奈良県当局によると、昨年度までの8年間で合わせて10人が野生のシカに突き飛ばされて骨折したことを見ても、今年度の被害状況は極めて深刻だとしている。(編集KN)
「人民網日本語版」2019年2月11日
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