ここ数年、日本のチョコレート市場は急速に成長し、バレンタインデーにチョコレートをプレゼントする相手は、恋人だけでなく、家族や友人、同僚などへと拡大している。筆者はこのほど東京のある百貨店を取材した。
2月に入ると、この百貨店では1フロアすべてをバレンタインデーチョコ売り場にしている。ショーウインドーに飾られたチョコレートは斬新なアート作品のように美しく、値段も数千円から数万円のものまである。多くのチョコレートメーカーは、チョコレートの形をユニークにしているだけでなく、味も工夫してバラエティーに富むようにしている。今年は、サンショウ、ショウガ、日本酒などの味のチョコレートも販売されたほか、糖分ゼロの低カロリーチョコレートもあり、味見をしたり、購入する客で賑わっていた。
ある女性は、「今日買ったチョコレートは好きな人と職場の人や知人に渡したい。自分のためにも買った。全部で1万円使った」と話した。
女性が「世界に一つだけのチョコレート」をプレゼントできるようにと、手作りチョコレート教室を開いている店もあり、多くの女性に人気となっていた。
チョコレート作りを体験した女性は、「手作りのほうが心がこもっているので、喜んでもらえると思う。チョコレートを作るのが楽しかった」と話した。
調査によると、日本のチョコレート市場は年々拡大しており、昨年は5500億円を超えた。他の伝統的な祝祭日やイベントの時に食べられる食品の市場を大きく上回っており、消費が低迷する日本の市場においては、数少ない成長分野となっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2019年2月18日
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