▽期待 値下げで販売量低迷を打破
2018年には中国で新エネ車の生産台数が127万台、販売台数が125万6千台に達し、前年比増加率は生産が59.9%、販売が31.7%だった。新エネ車は生産が9万1千台で同113%増加し、販売が9万6千台で同138%増加した。補助金政策の後退や合弁企業や外資系企業の進出にともない、中国新エネ車市場は真の実力が試される時代に入った。
中国自動車工業協会の董揚・常務副会長はこのほど、「新エネ車の補助金政策がまもなく登場し、地方での補助金政策も重要な調整が行われ、車から電気への補助金に変わっていく。一方で、消費者にとっては、市場に登場するEVの選択肢がますます増えることになり、たとえばフォルクスワーゲン(VW)は今年、中国市場で新エネ車6車種を発売する計画だ。
注意しなくてはならないのは、テスラの値下げは中国国内での販売量低迷と無関係ではないことだ。テスラの18年決算をみると、テスラにとって世界2位の市場である中国市場での収入は17億5700万ドルで、前年比15.4%減少している。
小鵬汽車の何小鵬会長は、「テスラの中国での競争力は高く評価されすぎている。テスラの毎年の中国での販売データや成長率は、米国市場と比べると大きな開きがある。とはいえ、新しいModel 3は従来型自動車のスマート車への転換をよりよく理解させ、よりよく推進するとみられる。今後2〜10年間、従来型自動車メーカーのガソリン車はスピードを上げて減少するだろう」との見方を示した。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年3月4日