中国航空工業集団有限公司への20日の取材によると、中国国産AC312Eヘリコプターが型式合格証取得前の重要なテスト飛行を実施した。15回、17.5時間のテスト飛行により、同機は三江湿地空港でCAAC(中国民用航空局)による審査テスト飛行の全内容を終了した。科技日報が伝えた。
今回の審査テスト飛行は中国民用航空局瀋陽審査センターが全日程において担当した。型式検査批准書(TIA)の規定に基づき、中国航空工業と同センターによるテスト飛行チームが離陸、着陸、単発・双発上昇、水平飛行、計器安定性、アビオニクステスト飛行、コクピット評価など各種検査・検証を行った。ヘリの操縦性、安定性、アビオニクス、コクピットなどの性能・特性を全面的に検査・検証した。
同機は中国航空工業がAC312Aヘリをベースに開発した双発小型ヘリで、乗客9人もしくは600キロの貨物を積載できる。2016年7月に初飛行を行った。同機は力強いエンジン、先進的なアビオニクス、合理的なコクピット構造、迅速なモード切替などの競争力を持っている。良好な高温・高原性能を持ち、平原飛行にも優れている。汎用輸送及びVIP輸送、緊急医療救援・捜索救助、公務法執行、近海石油など各種任務のヘリの需要を満たすことができる。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年3月21日