毎秒7.5メートル上昇し、フル給油で1660キロ飛行する。国際航空連盟(FAI)から公式認定を受け、同類機種としては世界最速の時速300.51キロを記録――通りかかった国内外の来場者はその美しいデザインに魅せられ足を止め、自ら搭乗し体験しようとする人も少なくなかった。これは今回の中国国際航空宇宙博覧会(中国航空ショー)のチェコ展示エリアで展示された有力製品「シャーク」だ。北京日報が伝えた。
現場で製品展示を担当するシャークエアロ社の取締役は、「航空ショーの開幕から3日目で、すでに多くの人と機関が購入意向を示している」と説明した。同氏に誘われ操縦席に座ってみた。一般的な航空機と異なり、シャークの操縦桿はメーターの下、パイロットの両足の間になく、座席の右側にある。パイロットは腕を隣に置くことで、楽に操縦できる。メーターも従来の丸型デザインではなく、現代的な四角形のパネルだ。座席はボタンで昇降し、快適な高さに調整できる。
この優秀な航空機は、当然ながら割高だ。同氏によると、シャークの欧州市場ユーザーは主に、弁護士などの「成功者」や退役パイロットとなっている。同氏は、「フェラーリを購入できる人々」と形容した。小型機の世界市場での平均価格は10−12万ユーロだが、シャークの世界統一価格は16−20万ユーロ。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年11月9日
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