国産ジェット旅客機の商業運航に22日、再び進展が見られた。すっきりとした白に塗装されたARJ21が同日12時8分に上海市を離陸し、午後3時2分に内蒙古(内モンゴル)自治区のフフホト白塔国際空港に無事着陸した。中国商用飛機有限責任公司は天驕航空に1機目となるARF21を引渡した。北京日報が伝えた。
ARJ21は中国が自主開発した次世代リージョナルジェットで、定員は90人、航続距離は3700キロに達する。大都市・中小都市間、または中小都市間の短距離路線の旅客輸送を可能にしている。
内モンゴル自治区は北東から南西方向に延びる細長い形をしている。東西の直線距離は2400キロで、区内の都市は分散し遠く離れており、地方の中小空港が多い。そのためリージョナルジェットの発展に適した地理的メリットを備えている。天驕航空によると、ARJ21は寒さと高原に強く、中西部空港の離着陸及び複雑な路線の障害突破の需要を満たし、内モンゴル航空市場と高度に合致する。
1機目のARJ21は2015年11月に成都航空に引渡された。これにより国産ジェット旅客機は「ゼロ」からの進展を実現した。中国商用飛機によると、ARJはすでに12機引渡されており、安全運航時間は9000時間以上に、輸送した旅客数は延べ27万人以上にのぼる。成都航空と天驕航空の他に、海航集団傘下のウルムチ航空も20機を調達する契約を交わしており、今年下半期の就航を予定している。新疆ウイグル自治区内の20数ヶ所の空港で、「リージョナル・幹線結合」航空ネットワークを構築する。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年2月25日
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