衆信旅遊ダイレクト・マーケティングセンターの王振玥総監は、「『ナイトツアー』はこれまでずっと、観光客を『気分爽快』にさせる役割を果たしてきた。たとえ同じ旅行目的地であっても、昼間と夜では楽しめる景色が違う。多くの有名な『不夜城』の魅力は、ナイトツアーでないと体験できない」と話した。
消費者層からみると、カップル、親友同士、友人同士、親子が、「ナイトツアー」消費の主力群となっている。中国観光研究院の韓元軍博士は、「観光客の旅行体験が、ざっと観光名所を巡るスタイルから、深い体験をするスタイルに変わってきている。とくに、バー文化、飲食、夜間ショッピング、ライブパフォーマンスなどに対する人々のニーズが常態化しており、お決まりのライトアップショーなどのナイトツアー商品では、もはや彼らの需要を満たせなくなった。旅行目的地は、24時間都市書店やローカルシアターなどの都市文化観光製品の開発に重点を置く必要がある。とくに、文化性や特異性を備えた特色あるナイトツアー製品は、観光客の生活化体験の基本仕様となるだろう」と指摘した。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年4月29日