遼寧省新賓県にあるビル1階の日用雑貨店から5月1日、突如火の手が上がり、そのビルの2階から7階までの住民が逃げ出せなくなってしまった。光明網が報じた。
当時、「6階にまだ人がいる」という声を聞いた蘭郡沢さん(19)は、クレーン車を操縦して、親子2人と3人家族、79歳の女性ら合わせて14人を救出した。「煙が上がっているのが見えた。その時、ちょうどその向かいのビルの外壁工事をしていた。上の階で逃げ遅れた人が助けを求める声を聞いて、すぐにクレーン車を移動させた。当時は、ただ一心にみんなを助けたいという気持ちだった」と蘭さん。
当時、火の勢いは非常に強く、蘭さんは身の危険を冒しながら、良心に促されて次々に住人を救出し、静かにその場を立ち去ったという。救出された住人らは蘭さんに感謝することしきりだったという。火災の原因は現在も調査中。(編集KN)
「人民網日本語版」2019年5月7日