英国の科学者の研究で、魚や豆類を豊富に含む食品を摂取すると、更年期の到来を遅らせる働きがあることが分かった。一方、精製したライスやパスタなどをたくさん食べると、更年期の到来が早まることも分かった。生命時報が報じた。
専門家は35-69歳の女性3万5000人の健康データを4年間にわたって集め、分析した。うち、約1万4000人が自然閉経を経験していた。研究者は收集したデータを比較したところ、パスタやライスなどの精製された炭水化物を毎日一食多く食べていた女性は、基準より1年半早く更年期が始まる傾向があった。一方、脂ののった魚や豆類といった食品を毎日一食多く食べていた女性は、更年期が基準より1年半から3年遅くなることが分かった。その他、ビタミンB6や亜鉛なども更年期が始まる時期を遅らせるのにつながるという。
同研究により、飲食と更年期が始まる年齢の関係が証明された。抗酸化物質を豊富に含む豆類をたくさん食べると、活性酸素が卵子に与えるマイナスの影響を弱め、脂ののった魚に含まれているオメガ3脂肪酸も、体の抗酸化能力を高めるのに役立つ。反対に、精製した炭水化物をたくさん食べると、インスリンの抵抗性が高まり、性ホルモンのバランスが乱れ、排卵回数が多くなり、早く閉経を迎えることになる可能性がある。(編集KN)
「人民網日本語版」2019年5月6日