なぜ果物と豚肉の価格がこれほど急激に上昇したのだろうか。同局都市社会経済調査司の董雅秀部長は、「果物の価格は42.7%上昇し、上昇幅は前月比16.0ポイント拡大し、CPIを約0.71%押し上げた。気候などの要因の影響のほか、前年同期の価格が比較的低かったことも上昇幅が拡大した原因の1つ」との見方を示す。
前月比では、スイカやモモなどが集中的に市場に出回って価格が低下したが、リンゴとナシは価格上昇が続き、上昇幅が大きかった。また南方の一部地域で豪雨がたびたび発生して収穫と輸送に影響が出たため、ドラゴンフルーツやパイナップルなどの価格が上昇し、全国の果物価格は5.1%上昇し、CPIを約0.11%押し上げた。現在の果物価格は歴史的な高水準にある。
曹氏は、「季節要因のほか、パッケージなどのコストが上昇したことも、果物の価格大幅上昇の原因だ。豚肉価格の上昇はアフリカ豚コレラの影響により供給が不足したことのほか、飼料をはじめとするコストの上昇も重要な原因だ」との見方を示す。
▽下半期の物価情勢はどうなるか?
同局のデータでは、上半期CPIは同2.2%上昇した。それでは下半期の物価情勢はどうなるだろうか。
交通銀行の連平チーフエコノミストは、「非食品価格とコアCPIの安定戦略を踏まえると、総需要の物価引き上げ効果ははっきりせず、経済に明確なインフレリスクは存在しない」と述べた。
連氏は続けて、「下半期CPIは持ち越し効果が目立って低下することや増値税(付加価値税)の効果などにより、豚肉価格上昇がCPIの前年同期比上昇幅に与える影響をある程度リスクヘッジするとみられ、今年のCPIの前年同期比上昇幅は平均で2.5%以内に収まるとみて問題はない」と述べた。
国家発展改革委員会価格モニタリングセンターの盧延純センター長はさきに、「今年5月と6月は一年でCPIが高水準になる月で、CPIはこれから低下していき、年末には小幅の反転上昇が出現する可能性がある」との見方を示した。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年7月11日