「猛暑日」にはどこに行く? 避暑にピッタリな中国の十大避暑地

人民網日本語版 2019年07月10日09:54

盛夏を迎え、人々に最も人気なのは「避暑旅行」だ。ここでは避暑にピッタリな中国の十大避暑地である長春と伊春、承徳、恩施、西寧、貴陽、林芝、攀枝花、烏蘭察布、香格里拉を紹介。爽やかさを感じながら、避暑旅行を計画する際の参考にしてみよう。人民日報海外版が伝えた。

〇林芝

西蔵自治区林芝市尼洋河の畔に咲く色鮮やかな花々(資料写真)

西蔵(チベット)と聞くと、雪の高原をイメージする人が多いだろう。しかし、林芝市は、「西蔵の江南」と讃えられている。同市は、海抜が低く、植物が生い茂っている。遠くに見える雪山は、まるで巨大な冷蔵庫のようで、酷暑には、林芝に天然の「熱さまし」を送ってくれる。夏に林芝の高原牧草地帯をそぞろ歩くと、心地良いそよ風が肌をくすぐり、色とりどりの花が咲き誇っている。

青蔵高原に位置する林芝には、雄大な雪山や氷河の自然の奇観を数多く目にすることができる。南迦巴瓦峰や米堆冰川、雅魯藏布大峡谷はいずれも、世界的にも有名な自然景観だ。

〇香格里拉

(資料写真、撮影・太郎)

チベット語で「心の中の太陽と月」を意味する香格里拉は、雲南省迪慶蔵族(デチェン・チベット)族自治州に位置し、州政府所在地でもある。香格里拉の5―10月の平均気温は11~20度。英国の作家ジェームズ・ヒルトンの小説「失われた地平線」で舞台になったことから、香格里拉は一躍有名になった。ここには、虎跳峡や普達措国家公園、ソンツェリン寺、ナパ海、巴拉格宗などの有名観光スポットがある。

さわやかな夏の日、「世俗を離れた別世界」といわれる香格里拉ではまるで天国のような景色が広がる。紺碧の空に神々しさすら感じさせる雪山、神秘的な寺院、どこまでも続く星空など、この地はユートピアへの憧れを抱く観光客を存分に満足させてくれる。

〇貴陽

黄金色に輝く貴州省貴陽市花渓区の棚田(資料写真)

古くから、「空に天国、地に蘇州・杭州あり 気候が穏やかで心地良い貴陽」と言われてきた貴陽は、「山の中に都市があり、都市の中に山があり、緑のベルトに囲まれ、森林が都市を囲み、都市が林の中にあり、林が都市の中にある」森林都市だ。この地を訪れた観光客は、青々とした山や川のなかで心の声を聴き、心ゆくまで遊びリフレッシュして、涼しい夏を堪能することができる。

貴陽には多くの観光資源がある。黔霊山公園や観山湖公園、花渓国立公園などの生態公園のほか、鎮山村や王崗村などのプイ族の村もある。手つかずの自然の風景を鑑賞したいなら、天河潭に行かない手はない。

〇攀枝花

攀枝花市馬鹿寨の風景(画像提供:攀枝花市文化広電・観光局)

四川省攀枝花市は、花が名前の由来となっている。夏の月平均気温は26度、湿度も人間にとって最も快適な55-60%。大気の質の優良率は、長期にわたり95%以上を維持している。全国各地が続々と酷暑を迎えるころ、攀枝花は避暑リゾートとして最適の目的地となる。

攀枝花は豊かな観光資源を擁し、攀西大裂谷や原生林、国内最大面積を誇る索瑪花畑、二灘国家森林公園のほか、顓頊龍洞など良質の資源がある。

〇烏蘭察布

(資料写真)

烏蘭察布市には、杜爾伯特(トルベト)草原、輝騰錫勒(ホイトンシロ)高山草地高原、烏蘭哈達(ウランハド)火山草原の三大草原あることから、同市は「草原博物館」と讃えられる国家級の避暑聖地。市内の随所に、太古の遺跡や森林湖沼、温泉火山が分布している。

烏蘭察布市涼城県は6千年以上の歴史を誇る。最も暑い7月でもその平均気温はわずか20.5度。母なる湖「岱海」は、内蒙古で3番目に大きい内陸湖で、7~8月の平均水温は20度以上、最高水温は27度で、避暑に最も適した観光地だ。

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