「新聞聯播」がショート動画アプリのアカウント開設 1日でフォロワーが1000万人超

人民網日本語版 2019年08月28日14:12

8月24日、中国中央テレビ局(CCTV)のニュース番組「新聞聯播」がショート動画アプリ「抖音」(Tik Tok)と「快手」の公式アカウントを正式に開設した。そのアカウントのプロフィールは、「41歳」、「やぎ座」といったユニークな内容になっている。実はこのプロフィールは、同番組の第一回目が放送されたのが1978年1月1日だったためで、それからすでに41年もの間放送が続いているといった重要な情報が隠されているのだ。ちなみに、やぎ座は、仕事熱心で、決して手を抜かないというのがその特徴だ。北京青年報が報じた。

快手、抖音のフォロワーが瞬く間に1000万人越え

快手のアカウント開設後、「新聞聯播」のフォロワーは瞬く間に1210万9千人に達した。初めて投稿された動画では、アナウンサーの李梓萌が、「新聞聯播」の公式アカウントを開設した理由について、「『新聞聯播』は放送が始まって41年。たくさんの視聴者の人にとっては『年上』かもしれない。快手のスローガンは『世界と自分を記録する』だ。『新聞聯播』は毎日、中国を、そして、本当の幸福と進歩を追い求めている中国人を記録している。この点では、『快手』と『新聞聯播』は一緒だ……」と、ネットユーザーにとっても親しみやすい口調で説明している。統計によると、この動画がアップされると、再生回数は1時間で5400万回に達した。あるネットユーザーは、「この動画を見ている間に、フォロワーが10万人増えた」とその人気ぶりに目を丸めるコメントを書き込んでいる。本稿執筆時点で、「新聞聯播」は「快手」に動画を3本投稿しており、フォロワーの数は1669万3千人に達した。

同じ日に、「新聞聯播」は抖音の公式アカウントも正式に開設した。初めて投稿された動画では、アナウンサーの康輝がメインキャスターの席に座り、「『新聞聯播』の投稿を楽しみにしてください。その投稿は理性があり、あたたかみもあります」と話している。そして、そのフォロワーは1日目に1500万人近くに達し、当日の人気アカウントランキング1位に輝いた。本稿執筆時点で、「新聞聯播」は抖音に動画を4本投稿しており、フォロワーの数は1637万9千人を超えた。

ショート動画だけでなくSNSアカウントも開設

実際には、「新聞聯播」はショート動画アプリだけでなく、8月16日には、微信(WeChat)の公式アカウントも開設した。

「新聞聯播」の微信の公式アカウントには、2つのコーナーがあり、1つは最近の重大ニュースを解説し、もう1つはその日の重大ニュースやヘッドラインニュースが掲載されており、康輝や欧陽夏丹などのアナウンサーが若い人にも親しみやすい言葉でそれらニュースを伝えている。それに関して、康輝は「『新聞聯播』は最近、イメージが全く変わったと感じている人もいるようだが、実はその目指すところは何も変わっていない。品位と威厳を保つべき点においては、それを落とすようなことは決してせず、親しみやすさを発揮し、高慢さを感じさせることはない」と説明している。(編集KN)

「人民網日本語版」2019年8月28日

  

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