華中農業大学によると、同大学茶学部の倪徳江教授のプロジェクトチームと中国計量大学の合同チームが、茶葉に含まれる有機塩素系農薬残留物を迅速かつ効果的に検出する新たな方法を開発した。この方法により、茶畑で一部の残留農薬指標に対する迅速な定量検出を行うことが可能になり、生産管理部門の茶葉生産食品安全性管理レベルの向上をサポートし、消費者の食品安全性リスクを低減することが期待されている。関連研究成果は先ごろ国際的に重要な化学誌「ジャーナル・オブ・ハザード・マテリアルズ」で発表された。科技日報が伝えた。
茶は大衆が好む飲料であり、その品質と安全性への関心度は高い。茶葉の残留農薬の迅速な検出に対するニーズに応えるため、近年、倪徳江教授の研究チームと中国計量大学は密接に協力し、ナノマテリアルとスペクトル技術を結合させ、茶葉に含まれる残留農薬の検出環境、専用ナノマテリアル分取、指紋スペクトル演算法などに対する詳細研究の結果、茶畑で迅速に茶葉検査を行うのに適した新技術を開発した。同技術はベンゼン環を含む有機小分子が検出対象である有機塩素系農薬残留分子との間にブリッジング作用があることを利用し、遊離分子とラマンスペクトルナノマテリアル増強基質との距離を縮め、それによって表面プラズマ共鳴効果を発生させ、区別が可能な残留農薬分子の指紋スペクトルを得ることに成功した。
研究チームは茶園対比用農薬サンプルに対して詳細な研究を行った結果、この技術プランが効果的に検出のターゲットとする残留農薬を検出できることを発見した。チームは「ガスクロマトグラフ-質量分析計」との間で比較分析を行った結果、この検出方法の応用には非常に将来性があると判断した。プロジェクトチームは、学科を跨いだ協力を展開してさらに総合的にアプローチし、新技術の軽量設備を開発して、園芸作物産業の食品安全性向上をサポートしていくことを計画している。(編集AK)
「人民網日本語版」2019年9月10日
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