新中国成立70周年

新中国成立70年の間に中国に返還された文化財は約15万点 特別展開催

人民網日本語版 2019年09月21日09:32

(画像は国家文物局提供)

中国文化・観光部(省)、国家文物局が主催する特別展「回帰の道--新中国成立70周年流出文化財返還成果展」が今月17日、中国国家博物館で開幕した。「伯遠帖」、「五牛図」、「曾伯克父青銅組器」などの貴重な文化財の数々が展示されている。中国新聞網が報じた。

同特別展は、新中国成立以降に中国に返還された文化財を展示し、海外に流出していた文化財の返還をめぐる事業制度制定を紹介。また、返還された文化財に加えて、文献や映像などの補助ツールを展示して、新中国成立から70年の間に中国に返還された文化財の壮麗な「回帰の道」を描きだしている。

17日、国家文物局の劉玉珠局長はスピーチの中で、「1949年から現在まで、国は法執行面での協力、司法訴訟、寄贈交渉、緊急募集などの方法で、海外に流出していた中国の文化財15万点以上を、300回以上にわたって返還させることに成功した」とその成果を強調した。

元代灰陶馬車。(画像は国家文物局提供)

そして、「今回の特別展は、海外に流出していた文化財の返還をめぐる物語を通して、独特な側面から、中華民族が立ち上がり、豊かになり、強大になっていく歴史的過程を描き、愛国主義の精神を力強く発揚している」と語った。

主催者側によると、同特別展は、海外に流出していた文化財の返還をめぐる中国の事業を包括的にPRする初の展示イベントだ。

特別展開催にあたり、国家文物局は中華人民共和国成立70年以降、中国の文化財約15万点が約300回に分けて、中国に返還された状況を系統的に整理し、そのうち代表的な返還例25件を厳選し、中国の12省・市の文化博物関連機関18機関から、文化財約600点を集め、展示に至った。

同特別展は、11月下旬まで開催される。(編集KN)

「人民網日本語版」2019年9月21日

  

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