新中国成立70周年

「中国は全工業分類を擁する唯一の国」工業・情報化部

人民網日本語版 2019年09月21日13:30

工業・情報化部(省)の苗ウ(土へんに于)部長は20日に国務院新聞弁公室で行われた記者会見の中で、「中国は今や世界で唯一、国際連合の国際標準産業分類の全ての工業分類を擁する国であり、工業生産額は1952年の120億元(1元は約15.2円)から2018年は30兆元あまりに増加し、不変価格で計算すると約971倍増加し、年平均増加率は11%となる。この70年間、中国は中国の特色ある新型工業化への発展の道へ歩み出すことに成功し、先進国が数百年かかった工業化プロセスを通り抜け、人類の発展の歴史における奇跡を生み出した」と述べた。

苗部長は、「70年間のたゆまぬ努力を経て、中国や世界一の製造業大国、世界的なネットワーク大国に躍進した」とした上で、70年間の工業発展の成果と注目点を次の5つのキーワードにまとめた。

1つ目は「世界一の製造業大国」だ。世界銀行のデータによると、2010年に中国は製造業生産額が米国を抜いて世界一の製造業大国になった。18年に中国製造業の生産額の世界シェアは28%を超え、中国は世界の工業の成長を駆動する重要なエンジンになった。世界主要工業製品約500種類のうち、約220種類は中国の生産量が世界で最も多い。

2つ目は「整った工業システム」だ。現在、中国には41の工業大分類、207の工業中分類、666の工業小分類があり、独自の整った現代型工業システムを構築し、世界で唯一、国連の国際標準産業分類の全工業分類を擁する国となっている。

3つ目は「革新(イノベーション)が駆動する発展」だ。17年に全国の一定規模以上の工業企業(年売上高2000万元以上の企業)の有効特許件数は93万4千件に達し、04年の29.8倍に増加した。一連の技術は過去の「追いつこう」とする状態から、「併走する」状態へ、さらには「追い越してリードする」状態へと前進し、発電設備、送変電設備、軌道交通設備、通信設備などの産業は今や世界のトップレベルにいる。

4つ目は「工業化と情報化の深い融合」だ。中国共産党第18回全国代表大会(十八大)が開催されてから、中国は工業化と情報化の深い融合がさらに加速し、スマート製造業が発展して積極的な成果を上げた。18年のデジタル経済の規模は31兆3千億元に達し、世界2位になった。

5つ目は「中小企業の勢いある発展」だ。この70年間、中国は中小企業と民間企業が勢いよく発展し、雇用の増加、安定成長、革新の促進の面で独自の重要な役割を果たし、国民経済の新鋭としての役割も日に日に顕在化している。18年末現在、中小企業の数は3千万社を超え、個人事業者は7千万人を超え、全国の税収の50%以上、国内総生産(GDP)の60%以上、技術革新成果の70%以上、労働力雇用の80%以上は、中小企業と個人事業者の寄与によるものだった。(編集KS)

「人民網日本語版」2019年9月21日

  

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