27日、中新天津生態城(SSTEC)の中新友好図書館の路線バス停留所で、1台のスマート路線バス充電ロボットがロボットアームを自在に動かし、電気バスの充電口に充電ケーブルを正確に接続し、装着と充電を完成させた。新華社が伝えた。
同機能の実現は、国網天津浜海供電公司配電応急処理班の張黎明班長が中心になって研究開発を進めてきたスマート路線バス充電ロボットが運営に成功したことを意味する。このロボットはまずSSTECに投入されて応用に取り組み、今年5月にSSTECで応用がスタートした自動運転の路線バスとともに、無人路線バススマートシステムを構成するものになる。
張氏の説明によると、「無人路線バスはSSTECでスマート自動運転をほぼ実現したが、路線バスの充電にはなお人による操作が必要だった。充電スタンドには3チーム6人が配置され、交替で24時間勤務する必要があり、運営維持にかかるコストは大きかった」という。
今回開発されたスマート路線バス充電ロボットにはスマートロボットアーム、ビジュアルセンサーつき5G通信モジュールなどの先端設備が搭載され、路線バス車両の停止位置をスマート感知し、車両の充電口を正確に読み取り、ロボットアームが充電ケーブルを接続し、充電を行い、バッテリーがいっぱいになると充電ケーブルを抜き取るという全過程をカバーする。
スマート路線バス充電ロボットは夜間オフピーク時の安価な電力を合理的に利用して充電して、路線バス企業の充電コストを約20%引き下げることができる。張氏は、「ロボットに搭載された各種カメラやセンサーが充電スタンド内の監視コントロール設備と連動し、24時間切れ目なくスタンド内のリアルタイム監視コントロールを実現する。このロボットが投入使用されることで、充電スタンドの自動化レベルが上がり、安全管理能力も上がるが、総合的な運営維持コストは下がり、路線バス充電スタンドは人による24時間当直に頼らなくてもよくなる」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年9月29日
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