秋分を境にだんだんと涼しくなり、特に北方では朝晩の冷え込みが厳しくなってきている。こうした気候の変化をうけて、紅葉が木々を色づけるための自然環境の上演が整いつつある。では、国慶節(建国記念日、10月1日)の大型連休中、絶対に見逃せない紅葉の名所はどこだろうか?中国天気網が伝えた。
〇紅葉が色づくのに最も大切な要素は「気温」
気温は、紅葉が色づく上で最も大切な要素となるほか、土壌、降水、日照という3つの自然条件とのバランスも必要となってくる。
中国天気網気象アナリストの張娟氏は、「秋分の時期になると、黒竜江や吉林、遼寧の一部地域に晩秋が訪れ、新疆や青海、四川、西蔵(チベット)、内蒙古(内モンゴル)、黒竜江の幾つかの地域ではすでに初冬に入っている。中国の南方エリアでも紅葉名所についてみると、四川省巴中は例年、9月中旬には早くも秋が訪れる。南京、蘇州、長沙の各地でも、9月末から10月上旬にかけて、次第に秋の装いとなる」と紹介した。
現時点では伊春興安国家森林公園や哈爾浜(ハルビン)金龍山森林公園、北京喇叭溝の原始森林公園などが、紅葉鑑賞のベストシーズンに入っている。このほか、遼寧本渓関門山国家森林公園、陝西商洛木王国家森林公園、漢中黎坪国家森林公園一帯および四川省の巴中光霧山、阿バ米亜羅の各地でも、紅葉が色づき、ベストシーズンに入りつつある。一方、蘇州天平山や南京栖霞山などでは、紅葉の見ごろまではあと1ヶ月ほど待たなければならない。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年9月26日