知識産権出版社が開発した「中知編校」スマート書籍編集・校正・組版システムが14日、北京市で発表された。書籍出版全フローのペーパーレス化、電子化、スマート化を実現した同システムは、出版の質を大幅に高め、作業時間を短縮し、出版の効率を高め、業界のデジタル化モデルチェンジ・アップグレードを支援することができる。科技日報が伝えた。
知識産権出版社の諸敏剛会長によると、デジタル出版がすでに10数年にわたり推進されてきたが、書籍出版の過程における原稿の審査・校正は依然として伝統的な紙を使用している。作業の負担が大きく、効率が低い。組版と修正は煩雑で、時間がかかる。文書の書式が統一されず、互換性が低く、コストが高い。全フローの電子化管理がなく、発展のボトルネックを直ちに解消する必要がある。編集・印刷・発行ネットワークを再構築し、編集・印刷・発行フローを再構築することが、従来型の出版及び新興出版の深い融合・発展の鍵となる。人工知能(AI)、ビッグデータ、クラウドコンピューティングなどの先端技術を十分に活用し、先端技術によりモデルチェンジとアップグレードをけん引し、融合発展の未来を勝ち取るべきだ。
諸氏によると、知識産権出版社はこの状況を受け編集・校正・組版を一体化させたスマート書籍編集・校正・組版システムを独自開発し、書籍出版の全フローの電子化とスマート化を実現した。同システムの研究開発作業は段階的な目標を達成しており、間もなく商用化される。
「中知編校」スマート書籍編集・校正・組版システムは文字中心で複雑なレイアウトの要求がない書籍のスマート編集・校正・組版作業を実現した。システムはモジュール化された作業様式を採用し、各サブシステムとサブモジュールは単独、もしくは組み合わせでの使用、または需要に応じてシステムの全フローのカスタマイズが可能で、利用者の個性的な使用の需要を十分に満たすことができる。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年8月15日