成都高新減災研究所は16日、テレビ緊急地震速報サービスが同日、四川省内にある21の市と州全てを網羅したと発表した。中国新聞社が伝えた。
テレビ緊急地震速報サービスは、地震の発生直前に、テレビ画面にポップアップ形式で地震による揺れの発生を知らせるもので、揺れ到達のカウントダウン時間や予想震度を視聴者に告知し、危険からの回避や避難準備を促す。
ブン川大地震(ブンはさんずいに文)の発生以降、中国は地震警報技術、緊急速報ネットワークの建設、緊急速報の応用などの面でブレイクスルーを実現し、市民や建設現場といったプロジェクトに対する緊急地震速報サービスの不備を補い、日本とメキシコに続き世界で3番目に緊急地震速報サービスの実施能力を備えた国家となった。
四川省は、2012年から、ブン川、北川、茂県の各地でテレビ緊急地震速報を試験的に実施し、2018年5月には、徳陽市と宜賓市で、全国第1陣となるテレビ緊急地震速報サービスを実現した。これらのテレビ緊急地震速報サービスは、芦山のM7.0地震、九寨溝のM7.0地震、長寧のM6.0地震をはじめ、53回に及ぶ破壊力の強い大地震において、重要な社会的効果利益と減災効果利益を生み出した。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年10月17日