太原衛星発射センターは3日午前11時22分、「長征4号乙」ロケットを使い「高分7号」衛星を成功裏に打ち上げた。ロケットには他にも高精細・高分解能試験衛星、スーダン科学実験1号、天儀15号衛星3基が搭載された。
高分7号は中国初の民間用準メートル級光学伝送型立体測量衛星で、中国さらには世界の地形の誤差1メートル以内の立体地図を作成できる。稼働後は国土測量、都市部・農村部建設、統計調査などで重要な役割を果たし、都市圏発展計画、農業・農村建設を力強く支える。
同衛星は高分シリーズ衛星のうち製図の精度が最も高い科学研究型衛星で、中国の民間用1万分の1スケール衛星立体製図を実現する。分かりやすく言えば、宇宙で高画質3D映像を撮影できるということだ。
同衛星の曹海翊チーフデザイナーによると、中国が独自開発したこの準メートル級光学立体測量衛星は、高分解能立体測量画像データの取得、高分解能立体製図、都市部・農村分建設高精度衛星リモートセンシング、リモートセンシング統計調査などの分野で大きな進展を成し遂げるという。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年11月4日