習近平国家主席の外遊について外交部が説明 (2)

■BRICS首脳会議出席について

（馬朝旭氏）第11回BRICS首脳会議が11月13、14両日にブラジルの首都ブラジリアで開催される。習主席は同国のボルソナーロ大統領の招待を受けて会議に出席する。習主席はBRICSビジネスフォーラムの閉幕式、首脳間の非公開会議及び公開会議、BRICS首脳とBRICSビジネス理事会及び新開発銀行との対話など一連の行事に出席し、重要談話を発表する。会議は首脳宣言を発表する。また、習主席はボルソナーロ大統領と会談し、協力文書複数に署名するほか、他の出席国首脳とも二国間会談を行い、二国間関係やBRICS協力などの問題について意見交換する。

中国側は会議に4つの面で成果を期待している。第1に、パートナーシップを深め、BRICS協力の積極的な勢いを維持する。中国側はBRICSがさらに政治的相互信頼を増進し、互恵協力を深め、より包括的で緊密かつ広範なパートナーシップを築くことを期待している。第2に、共同で多国間主義を維持し、グローバル・ガバナンスを整備・強化する。中国側は他のBRICS構成国と共に、引き続き多国間主義の旗を高く掲げ、ルールに基づく多角的貿易体制を維持し、国際法に基づく国際秩序を維持し、国連中心の国際体制を維持し、より平等で開かれた、透明かつ包摂的なグローバル・ガバナンス体制の構築を後押しし、新興国と途上国の共通利益及び発展空間を守ることを期待している。第3に、新たな産業革命の潮流に順応し、5か国経済のモデル転換と高度化に助力する。中国側は各国と共に、新産業革命パートナーシップの構築推進を加速し、具体的なプロジェクト協力の潜在力を深く掘り起こし、5か国の質の高い発展を実現するために力強い原動力を注入することを期待している。第4に、中国側は各国と共に、経済・貿易・財政、政治・安全保障、人的・文化的交流という三大分野の協力のたゆまぬ深化と着実化を引き続き後押しし、5か国の発展ニーズと合致し、5か国国民の利益にかなう協力プロジェクトをさらに多く築き、BRICS協力を新たな水準へと後押ししていくことを期待している。（編集NA）

「人民網日本語版」2019年11月8日