また「BRICS協力体制は引き続き重要な役割を発揮すると私は信じる。また、他のBRICS構成国が中国と共に、BRICS協力体制の整備と発展のために一層の貢献をすることを期待する」と述べた。
■実務協力の新たな段階を開く
毎年首脳会議の前後にBRICSはメディアフォーラムやシンクタンクフォーラムなど関連行事を行う。インド、ジャワハルラール・ネルー大学のスワラン・シン教授はこうした行事に数度参加しており、BRICS実務協力のたゆまぬ発展の目撃者だ。
「BRICSは世界経済の成長に重要な原動力を提供しており、重要な投資先でもある。世界経済の成長が全体的に鈍化している現在もなお、BRICSは強靱性を示している」。シン氏は「BRICSは貿易と投資の自由化及び円滑化の促進に尽力し、各分野の経済協力を深化・拡大し、BRICS全体の競争力を高め、世界経済の発展促進に貢献してきた。BRICS新開発銀行とBRICS外貨準備基金は各分野の協力の深化・拡大の重要な成果の1つであり、途上国の経済発展に有力な保障を提供している」と指摘。
近年、特に厦門(アモイ)首脳会議以降、BRICSは経済・貿易・財政・金融、政治・安全保障、人的・文化的交流の三大分野で協力を強化し続けている。「BRICSは協力の新たな段階を開いて、南南協力促進の『牽引車』となることができる」。シン氏は今後BRICSが経済・貿易、科学技術革新などの分野でさらに協力を強化し、経済・貿易協力の潜在力を発揮し続けることへの期待を表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年11月14日