孤独と不安の5大原因とは? 心理面で要注意なのはどんな人? (2)

人民網日本語版 2019年11月28日13:26

(2)女性。女性は考えが細やかなため、悩みも多い。特に感情に任せて物事を行ったり、過度に譲歩したり、あれこれと気をもんだり、過度に依存心が強いという女性は要注意だ。男性と比べ、女性はうつ病や神経衰弱、ヒステリー、更年期総合症、不安症になりやすい。

(3)高齢者。老年期になると、さまざまな身体疾患が起こり、高齢者は各種精神心理障害になりやすくなる。コミュニティに住む65歳以上の高齢者のうち、重度のうつ病発症率は1-5%で、70-85歳以上の高齢者になると発症率が倍になる。高齢者のうつ症状は通常、慢性身体疾患や認知障害、機能障害が起こった後に表れることが多く、その後は自殺リスクが高くなり、患者や家族にも極めて大きな苦痛をもたらす。

変化を好まない人は幸福感が高い

米国の科学者が行った新たな研究の結果は、将来についてあれこれと想像するのが好きな人や、新しいことや変化を好む人に注意を促している。今後10年間現状維持を望み、変化を好まない人のほうが、生活上の幸福感が高いというのだ。

米カリフォルニア州大学ロサンゼルス校の研究チームが4963人を対象にして10年間にわたり追跡調査を行ったところ、自分は今後そんなに変わらないだろうと考えていた人は、10年後の幸福指数が最も高かった。一方、10年間でもっとよくなりたい、もしくはもっと悪くなると思っていた人は、生活面の満足度が下がるという結果が出た。

運動は心の「興奮剤」に

国家二級心理コンサルタントで広東愛家心理研究所理事長の馬健文氏は、「神経科学の研究結果によると、運動で脳のなかのエンドルフィンの分泌を刺激することができることが分かっている。エンドルフィンは痛みを緩和できるだけでなく、好ましくない負の情緒を調整して、体と心を心地よく楽しい状態にし、嘆きや悲しむ気持ちを抑える。また不眠を改善でき、神経内分泌系を調整し、免疫力を高める。さらに、気持ちを奮い立たせ、創造力を刺激し、仕事の効率を改善する。多くの人は気持ちが落ち込むと動きたくなくなるが、横になってむやみに考えていると気持ちはさらに沈んでしまう。精神状態が良くない時ほど、動いたほうがいい」と指摘する。

ではどの程度の運動量が適切なのだろうか?実は、すべての運動にこうした効果があるわけではなく、中程度からやや強めの運動をすることで初めてエンドルフィンの分泌を刺激できる。例えば登山やバスケットボール、バドミントン、ジョギングなどを30分以上続けるとよい。しかし運動やトレーニングを多くやればいいというものでもない。研究によると、集中的に運動しすぎたり、きつい運動をしたりするとかえって不安がさらに高まり、神経をより緊張させてしまう。2日に一度程度運動する頻度が適切で、毎回運動する時には90分を超えないようにするとよいという。(編集AK)

「人民網日本語版」2019年11月28日

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