中国社会科学院財経戦略研究院住宅ビッグデータプロジェクトチームがこのほど発表した2019年10月の「中国住宅市場発展月間分析報告」によると、今年9月には一線都市の住宅価格が全体としてやや低下し、北京市の低下ペースが相対的に速かったという。「経済日報」が伝えた。
一線都市の緯房指数(ビッグデータに基づく高度化した不動産価格指数)のモニタリングによると、19年9月には、一線都市の平均不動産価格は前月比0.002%低下し、低下ペースは前月を0.153ポイント下回った。
都市別にみると、北京が前月比1.01%低下し、一線都市の中では相対的に速い低下ペースとなり、低下幅は前月よりもやや拡大した。上海市と広州市の不動産価格は相対的に安定し、広州は前月比0.33%低下、上海は同0.53%低下だった。深セン市は同0.80%上昇し、上昇ペースは前月と横ばいだった。
一線都市の過去約1年間の不動産価格の動きをみると、広州、北京、上海は相対的に低迷し、広州は累計で6.55%低下、北京は累計4.46%低下、上海は累計1.02%低下した。深センは一線都市の中では相対的に堅調で、1年間近くで同2.52%とやや上昇した。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年10月23日