外交部(外務省)の華春瑩報道官は5日のオンライン定例記者会見で「パニックはより恐ろしい伝染病だ。新型コロナウイルスの感染による肺炎の対策はパニックではなく、科学に基づき確立されるべきだ」と述べた。
華報道官は「一部の国が講じている行き過ぎた制限措置による負の影響に、少なからぬ国々のシンクタンク、専門家、学者が連日懸念を表明している。すでに世界保健機関(WHO)は、いかなる渡航・貿易制限措置も各国に提言しないことを繰り返し強調し、デマを信じず、科学を堅持し、エビデンスに基づく措置を講じるよう呼びかけている。我々は関係国がWHOの専門的で権威ある提言を尊重し、科学的、理性的な態度で受け止め、対処すること、行き過ぎた反応はしないことを望む」とした。
「グローバル化の時代において、各国の利益は融合し、運命は相連なっている。公衆衛生上の危機を前に、各国は団結・協力し、共に困難な局面を克服してこそ、共通利益を真にしっかりと守ることができる」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年2月6日