自宅隔離の正しい方法

人民網日本語版 2020年02月12日09:16

 全国民を挙げて新型コロナウイルスによる肺炎との戦いが重要な時期を迎えるなか、自宅隔離がウイルスの感染拡大を防ぐ重要な方法の一つになっている。多くの地域では、Uターン者の14日間の自宅隔離の実施を求める通知を出した。それではいかに科学的・合理的に自宅隔離を実施するべきだろうか。科技日報が伝えた。

◆科学的な飲食に要注意

解放軍総病院第五医学センター感染性疾患診療・研究センターの姜天俊副センター長は、「自身の健康状況と結びつけ、茶碗蒸しや野菜など、食物繊維の豊富な食べ物を多めに食べた方がよい。同時に果物やヨーグルトを適宜組み合わせる」と述べた。

「自宅隔離期間中はエネルギー消費量が減少するため、飲食量を適度に減らすべきだ。おおむね通常の7−8割でいい。」姜氏はまた、こまめに水を飲む習慣を養うべきと指摘した。喉が渇いていなくても、毎日4杯以上の水を飲む。特に朝起床した後にお湯を飲むと体に良い。炭酸飲料の過度な摂取を避けるべきだ。

◆合理的な運動を心がける

姜氏によると、自宅では腹筋、腕立て伏せ、早歩きなど低強度の運動ができる。過度な運動による体力の過度な消耗は必要ない。体の疲れを感じる場合、運動を続けるのではなく休むことがより重要だ。

居住環境において、周辺の人が少なく空気の通りが良く天気が良い場合、外で運動しても良い。運動中にはマスクと手袋を着用し、人と人の間の距離は1メートル以上を保つこと。

◆隔離終了後も要警戒

自宅隔離でウイルスの最長潜伏期間を過ぎた後、いかなる感染の症状もない場合、隔離を解除し正常な勤務・生活に戻れるとされている。しかしこの時も油断大敵で、注意が必要なことがある。

姜氏は、手の衛生、呼吸の衛生、物・環境の衛生という3つの面に注意が必要と指摘。

まず、手は外部と最も多く接触する部分であり、食前及びトイレの後、または外から帰宅した後に石鹸もしくはハンドソープで手洗いをするべきだ。蛇口からの流水で手を洗い、ペーパータオルや専用のタオルで手を拭く。

次に、呼吸の衛生も非常に重要だ。現在のところ、隔離解除後であっても、家族・友人・同僚などの他人と近距離で接触する場合はマスクを着用するほうが望ましい。せきまたはくしゃみをする時は他の人の方に向けたり、手で口や鼻を押さえたりしない。ティッシュまたは肘の部分を使い、口と鼻を覆って、飛沫の拡散を防ぐ。

最後に、物・環境の衛生に注意が必要だ。洗面用品や食器など個人の物は他の人の食器と分けて置き、定期的に消毒を行う。塩素系消毒剤を使い、毎日少なくとも浴室、トイレなどを1回消毒する。部屋の中ではこまめに換気・掃除・洗浄・消毒を行い、身の回りの環境の衛生対策を徹底する。(編集YF)

「人民網日本語版」2020年2月12日

最新ニュース

注目フォトニュース

コメント

| おすすめ写真

ランキング