オンライン求人や動画面接は別に目新しいものではないが、今回の新型肺炎が企業の採用活動の全面的なオンライン化を後押しする可能性がある。「中国青年報」が伝えた。
2月6日、人的資源・社会保障部(省)弁公庁は通達を出し、各地の事業機関に対し、感染対策期間における公開の採用活動はオンラインで実施するか延期し、オフラインでの直接の申込み、筆記試験、面接はしばらく実施せず、人が集まることで起きる交差感染のリスクを軽減するよう求めた。
多くの雇用機関が求人数を減らさず、オンライン求人を行ったり、入社時期を遅らせたりしており、「非接触型」の採用活動を行うと発表した企業もある。インターンシップ情報プラットフォーム・実習僧が京東、滴滴出行、快手、デロイトトウシュトーマツなどの有名企業24社を対象に行った調査によると、企業の91.6%が、「上半期に新卒採用とインターンシップを行う計画」と答え、59%が、「春の採用活動の時期を遅らせる」と態度を明確にし、72.7%が、「オンラインの音声・動画を利用して面接を行う」とした。
2月11日、同部雇用促進司の張瑩司長は特殊な時期の採用求人活動に対して明確な要求を打ち出し、「すべての求人活動はオンラインに移行し、雇用サービスとネット求人が止まることはない。仕事がほしい労働者はまずオンライン求人に応募し、仕事が見つかってから外に出るようにしてほしい」と述べた。求職者はこれから全面的にオンライン化した春の就職シーズンを迎えることになりそうだ。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年2月14日