中国気象局が25日に明らかにしたところによると、湖北省、武漢市、蔡甸区の3級の気象当局が効率的に連携し、漢陽区の長江沿いに大気電界計モニタリングステーションを建設・設置した。火神山医院、雷神山医院エリア雷モニタリング・警報ネットワークの運営を成功裏に実現した。20−30分前に病院エリアの雷の短時間接近予報・警報を出すことができる。新華社が伝えた。
この新たに建設された大気電界計モニタリングステーションは、「漢陽沙排中心ステーション」と名付けられた。その北西15キロに火神山医院が、南東9.3キロに雷神山医院があり、「品」字型のネットワークを構成している。中国気象局、湖北省気象局の試験によると、建設された3つの大気電界計モニタリングステーションは安定的に運営されている。
説明によると、季節の移り変わりに伴い、武漢市で雷の活動が活発になる。火神山医院、雷神山医院が湖沿いに建設されており、広々とし医師・患者が集中していることから、屋外の雷安全防護活動の必要性が日増しに高まっている。
病院エリアの雷モニタリング・警報システムは、ステーションエリアの15キロ範囲内の大気電界の変化及び雷の過程をリアルタイムでモニタリングできる。これをリアルタイム雷測位とレーダーエコーデータと結びつけ総合的に分析することで、20−30分前に病院エリアの雷の短時間接近予報・警報を出すことができる。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年2月26日