中国3月の国有企業の主要経済指標が大幅に回復

人民網日本語版 2020年04月23日14:00

財政部(省)が22日発表したところによると、2020年1-3月期には全国の国有企業の主要経済指標が前年同期に比べて目立って低下したが、3月は目に見えて回復し、経済運営は回復に向かって成長しているという。中国新聞社が伝えた。

同部によると、国有企業は重大プロジェクトと重点工事の着工と操業再開を積極的に推進したため、3月には工業、建築業、卸売・小売業など各業界の利益が前月に比べて大幅に増加した。

金融分野の国有一級企業を含まない国有企業の1-3月の営業総収入は12兆3388億6千万元(1元は約15.2円)に上り、前年同期比11.7%減少した。このうち中央企業(中央政府直属の国有企業)は7兆3990億元で同10.0%減少し、地方の国有企業は4兆9398億6千万元で同14.1%減少した。3月の営業収入は前月比48.4%増加し、前年同期の88%の水準まで回復した。

1-3月の国有企業の営業総コストは12兆2546億3千万元で、同8.9%減少した。うち中央企業は7兆1618億1千万元で同7.6%減少、地方国有企業は5兆928億2千万元で同10.7%減少した。

1-3月の国有企業の利益総額は3291億6千万元で、同59.7%減少した。うち中央企業は2972億3千万元で同49.1%減少、地方国有企業は319億3千万元で同86.3%減少した。3月の利益は前月の4.2倍に増加した。

3月末時点の国有企業の資産負債比率は64.5%で、前年同期比0.2ポイント上昇した。このうち中央企業は67.6%で前年同期と変わらず、地方国有企業は62.4%で0.3ポイント上昇した。(編集KS)

「人民網日本語版」2020年4月23日

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