そして、「体重が増えたからといって、太ったという意味ではない」と指摘。「その時に注目すべきなのは体の成分の変化だ。例えば、一定期間エクササイズをすると、体の成分のうち、脂肪が少し減るものの、筋肉の量が明らかに増えていないなら、体重は必ず増えることになる。しかし、だからと言ってエクササイズに失敗したというわけではない。少なくとも、体のスタイルは以前より良くなっているはずだ。また、筋肉が増えると、長期的に見てもたくさんの益がある。力が強くなり、バランスもよくなるというのは言うまでもなく、代謝もよくなる。静止している人が二人いるとすると、筋肉の多い人のほうが明らかに代謝がいい。つまり、筋肉がつくと、太りにくくなるということだ」とした。
では、単にダイエットのためなら、どのようにエクササイズを計画すればいいのだろう?許氏によると、「世界では今、2種類のダイエット方法が広く認められている。1つは、高強度インターバルトレーニング。この方法なら1回に必要な時間も少なく、高い効果を期待できる。ただ、体力が求められるため、一般的には若い人に適している方法だ。もう1つは、よくあるダイエット方法で、中強度の有酸素運動を40分以上する方法。ダイエット効果を期待できる。もちろん、有酸素運動を、一定量の無酸素運動と組み合わせてすると、效果がさらに目覚ましい」としている。その他、先に有酸素運動をすればいいのか、無酸素運動をすればいいのかについて、「まず、短時間無酸素運動をしてから、長時間の有酸素運動をするのがベスト」とアドバイスする。
さらに、大切なこととして、「ダイエットしたいなら、絶対に食べる物に注意しなければならない。運動量が増えると、食欲も増して、体重が減るどころか、逆に増えるというケースもある。ダイエットしたいなら、飲食の量を変えずに、炭水化物の量を減らし、タンパク質を適度に増やすといい」とした。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年4月24日