中国はもうすぐ5連休、地元旅行とクラウド旅行が今年のトレンド (2)

人民網日本語版 2020年04月29日15:02

じっくり体験やレジャーのニーズに的を絞った旅行商品がより注目を集めている。景勝地の入場者数が大きく制限され、ほとんどの景勝地では、大混雑が生じない一方で、屋外の観光スポットをメインとしたレジャー旅行やじっくり体験型旅行が特に人気となっているというのが、今年の5連休の特徴だ。例えば、ピクニック、キャンプ、ハイキング、キャンプカー、バンジージャンプ、山登りなど、屋外旅行関連の検索ワードが大人気となっている。

その他、これまでは、「思い立ったらすぐに旅行」が人気だったものの、今年は「予約できない場合は出かけない」というのが新たな動きとなっている。統計によると、中国全土で営業を再開し、入場券をオンラインで予約できる景勝地は5000ヶ所以上で、連休2日目の5月2日の予約数が最多となっている。うち、広々としていて、身心ともにリラックスできる自然の美しい風景が広がる観光地が大人気となっている。

旅行予約プラットフォーム・飛猪の統計によると、5連休中近場旅行で人気の都市トップ10は上から順に上海、杭州、成都、重慶、三亜、広州、深セン、西安、北京、昆明となっている。

自宅で遠い景勝地をじっくり楽しめる「クラウド観光」も人気

新型コロナウイルス感染が問題となる中、5連休中は「クラウド観光」も人気の「レジャー」の一つだ。各プラットホームの「クラウドライブ配信」を通して、自宅にいながら、遼寧省北鎮市のナシの花、神秘的世界が広がる青海省のチャカ塩湖、エベレストの風景などを楽しむことができる。

こうしたライブ配信を通して、観光地に「行く」ことができるほか、観光地をじっくりと楽しむこともできる。新インフラが推進されているのを背景に、5GやAR、VR、AIなどの技術の普及、応用がさらに進み、「クラウド観光」が観光客を呼び込む優れた手段となり、視聴者は遠い地をじっくりと観光することができるようになっている。

その他、ネットユーザーが最も注目する5連休の旅行関連の話題は、「新型コロナウイルス感染防止対策」だ。空き部屋マッチングサービスAirbnb(エアビーアンドビー)の調査によると、部屋の衛生・清潔度や消毒状況が、ユーザーの最大の関心事となっており、上昇率は97%と84%に達している。(編集KN)

「人民網日本語版」2020年4月29日

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