全人代代表で、中国工程院院士の程京氏はこのほど「正確・スムーズ・スピーディに新型コロナウイルスの検査を行う車載型全統合呼吸器典型病原体現場スピーディ検査キットが緊急開発中で、早ければ7月にも使用開始される見通しだ」と述べた。
同システムは車載新型ウイルス検査実験室とも呼ばれる。現在のところ、50分以内に結果が出る全統合PCRキット、軽くて便利な臨床検体事前処理装置、人の手による検体採取がもたらす感染を回避できる咽頭拭い検体採取ロボット、及び実験室を搭載できる改造車など一連のプロジェクトの研究開発が現在、急ピッチかつ秩序正しく行われている。一部はすでに完成しており、早ければ7月に使用開始される見通しだ。車載実験室は柔軟性と機動性が高く、PCR検査をスムーズに実施できる。国境通関地、コミュニティでの集団感染といった応用シーンで重要な役割を発揮する。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年5月22日