2020两会

話題のミュージカルがやって来た! 中国語版「魔女の宅急便」が29日夜に上海で初演 (2)

人民網日本語版 2020年05月29日15:33

〇メイン制作チームは中日両国がしっかりタイアップ

中国のローカライズリメイクにおいて、メイン制作チームは、原作のエッセンスを尊重した上で、原作の脚本に対する微調整を行い、ストーリーや主人公である魔女のキキの成長過程を中国人観客により良く理解してもらえるよう力を尽くした。

舞台美術からマルチメディア、照明にいたるまで、中国語版ミュージカルでは少なからず変更が行われた。舞台美術デザインでは、「実景+マルチメディア」方式を採用。マルチメディア画面では、ベルギーのシュールレアリスム画家ルネ・マグリット氏による作品のイメージが取り入れられた。また、海辺の街コリコは、実景・マルチメディア画面ともに、スウェーデンの都市ストックホルムやヴィスビューの建築物のイメージを参考とした。このほか出演キャストは、舞台で本当に「飛ぶ」パフォーマンスを行う。

メイン制作チームは、中日合同チームとなった。日本からは、脚本も手掛けた岸本功喜監督と作曲家の小島良太氏が参加し、中国側監督の石路氏や李響氏はいずれも、日本の劇団四季に在籍した経歴がある。1年半にわたる全体計画期間のうち前半は、Webビデオ会議システムによってメイン制作チーム会議が行われた。

メイン制作スタッフだけではなく、出演キャストも世界各地から募集され、米国やフランスのほか、台湾地区や香港地区などからも集まった。さらには、武漢の都市封鎖が解除された後、武漢から上海に来たキャストもいた。そのため、キャストたちは、上海に到着後、14日間の隔離措置を受けなければならなかった。

プロデューサーの頼毅氏は、「ミュージカルの制作にあたり、私の気持ちは、毎日、ジェットコースターに乗っているみたいだった。劇中で挫折や苦境に見舞われる魔女のキキと同じように、我々も新型コロナウイルス感染拡大の中でさまざまな難問に直面した。だが、数え切れない困難を克服して、ついに舞台初日を迎えることができた」と感慨深げに話した。(編集KM)

「人民網日本語版」2020年5月29日

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