ユース担当国連事務総長が発表した最新版「感染症と闘う世界の青年リーダー」リストに、湖北省武漢で宅配便配達員として働く汪勇さんがリスト入りを果たした。汪さんは、新型コロナウイルス拡大が最も深刻だった時期に、武漢金銀潭病院職員の通勤送迎を行ったほか、他のボランティアを率いて、同病院職員の食事や外出などの問題を解決し、医療従事者のための後方支援を行った。
感染症が拡大した当初、多くの医療従事者は、食事といえば、パンをかじるかカップ麺を食べる以外に方法はなかった。そんな中、順豊エクスプレスの宅配便配達員として働く汪さんは、ある看護師が微信(WeChat)のソーシャル機能「朋友圏(モーメンツ)」に投稿した「米のご飯を食べたい!」というコメントを見て、「彼らに熱々のご飯を届けなければ」とすぐさま決心した。彼は、多くの料理店や肉・野菜の食材供給業者と連絡を取り、ネットワークを立ち上げ、紆余曲折を経ながらも医療従事者約7800人の食事問題を解決した。
白衣の戦士が武漢市民を感染症から守っている間に、汪さんとボランティアチームも、命の危険を冒して「思いやりを集め、英雄を守る」任務に取り組み、自分たちなりの方法で白衣の戦士を守った。(編集KM)
「人民網日本語版」2020年7月6日